■神戸市が猫の殺処分にストップ!

神戸市会は5日、野良猫の去勢・不妊手術を進めて繁殖を抑制し、殺処分の減少を目指す「人と猫との共生に関する条例案」を全会一致で可決した

他の自治体で野良猫への餌やりを規制する条例はあるが、繁殖制限に特化した条例は全国で初めて

■「殺さずに減らす」というのがこの取り組みの趣旨

野良猫を捕獲して手術を行い、再び地域に戻す。手術を受けた猫は繁殖せず一代限りとなる

野良猫が増え過ぎて、地域の迷惑にならないために、また処分される猫を減らすためには、望まれずに生まれてくる猫を増やさないことが重要

■神戸市ではこれまでにも地域猫活動の助成を行ってきた経緯がある

神戸市では、住民の協力で不妊去勢手術をして世話をする「地域猫活動」で、手術費用の一部を公費で助成してきた

■背景にあった「増え続ける野良猫」と「住民トラブル」

神戸市では、飼い主のいない野良猫が増えて、ふん尿による悪臭や餌やりによる住民トラブルの原因になっている

同市によると、平成27年度に市民から寄せられた猫の苦情は計337件。同年度に673匹が殺処分され、9割が子猫だった

神戸市は、「昨年度、処分された猫は673匹にのぼり、子猫も多かった。繁殖を抑制することで、処分の減少につなげたい」としています

■今後、神戸市は「殺処分ゼロ」を目指す

条例案では、野良猫のふん尿による悪臭などといった問題が生じている地域で、野良猫の不妊去勢手術を全額公費で施すことを明記

市の責務として、野良猫に不妊・去勢手術をして地域へ戻す繁殖制限事業を支援する

■この取り組みはネットでも大きな反響を呼んでいる

公費で不妊・去勢手術代をまかなう全国初の条例か……神戸はすごいなぁ…… pic.twitter.com/a3CnqRKFDd

神戸市で公費で野良猫の避妊手術をするそうな。多数の可愛い子猫が殺処分されるのが防げる。大歓迎!

神戸市の地域猫条例可決がすごいのは、これまでの自治体の野良猫対策とは違って、エサやり禁止などではなく、住民の経済的負担なく、自治体みずからがTNR活動に乗り出せるということ。気になるのは予算付けと手術できる頭数。そこがわずかなら、あまり意味がないものになってしまう。