猫の目を見ればわかる、猫の気持ち。

猫の目の特徴。

猫の目は大きいため、視力が良いと思われがちですが、実はそこまで良くありません。

視力は私たちの基準で言うところの、0.2~0.3程度しかありません。

ただ猫はあくまで「静体視力」という動かないものを見る視力が良くないだけで、「動体視力」はとても優れています。

暗闇でも目が見える秘密。

猫は夜行性ということもあって、猫の目は暗闇の中でもよく見えるようです。

暗闇でも猫の目が良く見えている理由はタペタム(輝膜)にあります。
タペタム(輝膜)という反射層が、鏡のような役割を果たしているからです。

タペタムがあることで、猫の目は人の目よりも40%も効率よく光を集めるのです。

猫の視野。

猫の視野は広く155~208.5度あり、左右の視野が重なる両眼視野は90~130度で、「もの」を立体的に見たり距離感をつかむ能力を使い獲物を狩ることに長けています。

大きな目にはホコリやゴミが入りやすく、目の粘膜が直接外に出ているので細菌やウイルスに感染しやすいので、猫は目のトラブルを起こしやすいです。猫に多い目の病気は、結膜炎や角膜炎、涙器の異常などがあります。もし猫の目にトラブルが見られたら、人間の目薬などは使わず早急に獣医師に診せてください。

猫の目が認識できる色。

猫の目は緑色と赤色がはっきり認識できません。そのため猫の見ている世界は全体的に青色と黄色っぽい色で構成されているといわれています。

この特徴をもとに、ねこじゃらしなどのおもちゃを購入するときは、できるだけはっきりした色を選ぶといいですね。

びっくりしてお目目がまん丸に。

猫の目は、光の量によって黒目の大きさが変わります。
明るいところでは、黒目が細く、暗いところでは黒目が大きくなります。
そして、リラックスしているときは黒目が細いのですが、びっくりすると黒目がまん丸になり表情がより可愛らしくなります。

興味のあるものを目で追うときや、興奮している時も黒目がまん丸になるので、黒目の大きさによって、猫がどんな心理状態にあるのかが把握できます。

瞳孔を開いているのは、何かに興味を抱いているときの猫の典型的な表情です。
瞳孔を開いて光をいっぱい取り込み、対象物をしっかりと見ようとしているのでしょう。 人間も何かに興味を持ったとき同じような表情を見せますから分かりやすいですね。

病気の可能性。

なお、明るい場所でも瞳孔が細くならず、開きっぱなしになっている場合は「散瞳」(さんどう)と呼ばれる病的な状態です。

緑内障や進行性網膜萎縮の可能性がありますので、念のため獣医さんに相談しましょう。

猫の表情は飼い主さんだからこそ分かる少しの変化で読み取ることができます。猫の表情をよく観察して、うまく付き合っていきたいですね!