猫に玉ねぎがNGの理由。

玉ねぎの物質が中毒の原因となり、赤血球のヘモグロビンを破壊してしまい、
猫が食べると赤血球に傷害を与え、貧血の症状をおこしたり、血尿の原因になります。

玉ねぎ以外にも、長ネギ・ニラ・ニンニク・ラッキョウ・ワケギ・ノビル・ユリ根なども同様の中毒を引き起こします。

玉ねぎの成分のひとつに、「アリルプロピルジスルファイド」(アリルプロピルジサルファイド、硫化アリル)というものがあります。これはほかの野菜に比べても玉ねぎには特に多く含まれているものです。

猫は犬に比べて玉ネギ中毒に対してより敏感であるといわれています。
ニンニクは、ペットフードやサプリメントにガーリックが使われていますが、
(※)ホメオパシー的(同種療法・同病治療)に少量であれば必要以上に心配する事はありません。むしろ、強壮効果・抗菌作用・解毒作用・抗がん作用などの有効性があります。

加熱しても毒性は残るので、ハンバーグや野菜炒めも与えてはいけません!!又、個体差はありますが、わずかな欠片やだし汁などでも中毒を起こすことがあります

玉ねぎ中毒について。

症状は?

どれだけ食べると中毒症状を起こすの?

1kgあたり15~20gを超えると危険です。
しかし、上記したようにタマネギのだし汁をなめただけでも中毒を起こしてしまう子もいます。
※個体差があるので、大量に食べても症状が出なかったり、少量食べただけでも重篤になってしまう子もいます

中毒症状があらわれる時間。

もしもの時の応急処置法。

玉ねぎを食べてしまったことに気づいたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
症状が現れていない場合でも過信は禁物です。玉ねぎ中毒の症状は出るのが遅く、大量摂取の場合で1日程度、通常は3~4日後くらいに現れると言われています。

ペットが毒物を食べてしまった時は基本的に「吐かせる」ことが原則ですが、「吐かせてはいけないもの」、「希釈したり吸収を妨げる処置をするもの」など、食べたものによって処置方法が異なるので注意が必要です。

決して無理はしないようにしましょう。意識のない場合やけいれんなど神経症状を起こしている時は、吐いたものを喉に詰まらせたりして状態を悪化させる危険があるので、処置を行ってはいけません。

うっかり食べてしまったことが確認できているなら、すぐに吐かせるのがベストです。
ただし無理に吐かせたりして猫ちゃんに負担がかからないよう、体重4~5kgの猫ちゃんであればティースプーン1杯ほどの塩を飲ませ嘔吐を促します。15分ほど経っても吐く気配がないようなら再度同じ量の塩を与えますが、猫ちゃんの負担を考えてそれ以上飲ませることは避けてください。

指やボールペンの後部の先の丸い部分で舌の根元の部分を刺激すると吐きやすくなります。

治療方法。

治療方法としては貧血の程度に合わせて輸血やステロイドによる免疫反応の抑制、抗酸化剤の投与などを行いますが、体内に入ってしまった中毒物質を取り除くことはできません。

完全に致死量以上の玉ねぎを食べた場合で、吐かなかった場合には、病院では2~4時間以内であれば、状態によって麻酔をして胃洗浄を行う場合があります。

予防。

猫は肉食でネギの匂いに敏感なため、基本的には玉ねぎそのものを好んで食べることはしません。しかし、人間の料理などに混ざった玉ねぎを口にしてしまうことがあるようです。
玉ねぎの固形物が入っていなくても煮込んだり炒めたりしていても有毒成分が含まれているので、注意が必要です。