近年、アロマセラピーは人間だけのものではなく、動物にも取り入れられるようになりました。アロママッサージを提供するペットサロンは多く、動物用シャンプーに精油の成分が配合されていることもめずらしくありません。

アロマイオルが危険な理由。

ネコは「完全肉食」の生き物。生きていく上で野菜などの植物は必要ありません。それどころか、ネコは植物を分解する能力を持ち合わせていません。分解できない物質が体内に入ってきて、中毒を起こすのでとても危険とのことです。

猫は人間より皮膚が薄い。
人間も猫も、皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の三層構造になっています。
表皮には異物や菌などの侵入を防ぐという機能がありますが、猫の表皮は人間の半分以下しかありません。

ほんの少しの成分でも、猫は体内に吸収しやすいのです。

アロマオイルは100%天然植物由来の精油です。

特殊な製造工程で植物から抽出され、極度に濃縮されています。
1mlの精油を作るためには100~1,000倍の植物が必要なほどです。
実は人間にとっても扱いに注意をする必要があるんです!

猫はアロマオイルを分解できない。

猫の肝臓は、人間や犬と少し違い、猫の肝臓には、とても大切な解毒機構の「グルクロン酸転移酵素を、体内で十分に作ることが出来ないのです。

精油が体内に入ると、この部分で解毒するのですが、ないので解毒出来ず、体内に溜まってしまい、悪影響を与えてしまいます。

なぜ猫はグルクロン酸抱合が無いのか。

猫は、完全肉食動物です。「生きていくのに必ず肉(動物性タンパク質)が必要」という意味です。つまり人間のベジタリアンの方のように野菜と穀物だけでは生きていけないのです。

犬も肉を好みますが、肉を摂食しなくても生きていけるため、人間と同様に雑食動物に分類されます。

進化の過程で完全肉食動物は、肉食に合った肝機能が残り、不必要なグルクロン酸抱合は、退化したのだと考えられます。

ちなみにフェレットも完全肉食動物です。

特に猫に危険なアロマは?

モノテルペン炭化水素類に敏感。

・レモン(Lemon)
・オレンジ(Orange)
・タンジェリン(Tangerine)
・マンダリン(Mandarin)
・グレープフルーツ(Grapefruit)
・ライム(Lime)
・ベルガモット(Bergamot)
・パイン(Pine)
・スプルース(Spruce)
・ファー(Fir)
・サイプレス(cypress)
・ジュニパー(Juniper berry)
・フランキンセンス(Frankincense)

フェノール類に敏感。

・オレガノ(Oregano)
・タイム(Thyme)
・クローブ(Clobe)
・シナモン(Cinnamon)
・バジル(Basil)
・サマーセイボリー(Summer Savory)
・ウィンターセイボリー(Winter Savory)
・カッシア(Cassia)

ケトン類に敏感。

・カンファー(Camphor)
・セージ(Common Sage)
・ラベンダー(lavender)
・ヒソップ(Hyssop)
・スペアミント(spearmint)
・ペパーミント(Peppermint)
・キャラウェイ(Caraway)
・ゼラニウム(Geranium)
・ローズマリー(Rosemary)

ブームに乗ったアロマ入りネコ用品には要注意。

天然の精油(エッセンシャルオイル)入りシャンプー。
ティーツリー、オレンジ、ユーカリ、ペパーミントが配合されているそうです。ネコには危険な精油のオンパレード。

アロマオイルのなかには、ノミ・ダニの駆除や消臭の効果を持つものがあります。
駆除薬やシャンプーなどに配合されていることがあります。

また、猫砂に配合されている商品などもあります。
配合成分をチェックすることをおすすめします。

ネコがアロマで中毒になったら?

症状は次のようなものが出るそうです。

・口腔粘膜の炎症
・よだれ
・めまい
・神経症状
・運動失調
・筋肉の震え
・下痢
・食欲不振
・低体温
・吐き気(嘔吐)
・目の異常・・・涙流、まぶしがる、発疹、角膜潰瘍、痛がる
・皮膚の異常・・・赤み、かゆみ、腫れ、股間の炎症、炎症