ストレスフルな生活でも、ネコ的なマインドを取り入れれば、心が穏やかになるかも……。

昨今、空前のネコブームと言われ、自己啓発書にネコの写真を組み合わせた本もたくさん出ています。

気まぐれで群れをなさないネコの生き方に
疲れたビジネスマンはネコの生き方に無意識に憧れているのかもしれない。
ネコ好きで知られる心療内科医・海原純子氏に、ネコから学ぶしなやかに生きる

①他者とは適度な距離をーー無理につきあわなくていいのニャ

あなたは全員と同じ距離感で、同じようなつきあいをしなければいけないと思っていませんか? これは不可能なのです。

ネコはネコ同士の距離の取り方、人との距離の取り方がとても上手です。

家族の中でも「この人なら抱っこを許す」「だっこはイヤだけど、遊びだけして欲しい」「エサをくれるときだけ相手をする」など、人によって関わりを使い分けています。同じように人間にも、いろんな人とさまざまな関わり方があっていいのです。

「○時以降は、嫌いな人のことは一切考えない」と決めることです。もしも頭に思い浮かんでもシャットアウトしてしまいましょう。

ネコはよく「気まぐれだからしょうがない」と言われますが、
人間も「あの人だからしょうがない」と周囲に思わせることができたら、ストレスが減るでしょう。ネコは気まぐれですが、別なところに魅力があります。それと同じように、夜のおつきあいは出席しなくとも、仕事で存在感を発揮すれば、つきあいの悪さをとがめられることはないでしょう。

②媚びない単独主義・・・ネコは基本誰にも媚びないニャ

ペットで飼われている猫も基本的に飼い主には媚びません。
自分が遊びたくない時には遊ばない、一緒に寝たくない時は寝ないのが猫の性格です。

③無理な背伸びはしないマイペース・・できないことは出来ないでいいのニャ

猫は決して自分の力量以上のことはしません。無理せずに自分ができる範囲のことをします。ただし、無理な背伸びはしないけど、ちょびっとの背伸びはします。

猫がちょっとだけ頑張って高いところへジャンプしたりするように

小さな一歩、小さな成功の積み重ねが、やがて大きな成功につながるのではないでしょうか。

無理に他人に合わせて焦る必要はありません。猫のようなマイペースさで挑戦していけばいいのです。

④自分に素直に生きて人に甘えられる可愛さを忘れないニャ

例えば、急にどこかに行ったと思ったら、たまに甘えてくる。この甘えは媚びているとは違います。自分の欲求に思うがまま甘えるのです。

常には無理でも、ときには猫のように素直になりましょう。それは勇気がいることかもしれません。なぜなら、自分の弱さを認めることにもなるからです。でも、自分の弱さを認めた人間は、強いと思います。

⑤のんびり時間を大切にして休むときは休む。・・・一人の時間を大切にするのニャ

猫はよくダラダラと日向ぼっこして昼寝をしています。休むときはしっかり休んでいるのです。

人はストレスを受け続けると、コルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌されます。このコルチゾールが過剰に分泌されつづけると、肥満の原因や高血圧、不眠症、うつ病など自立神経系失調症になる可能性が高くなります。

まずは休むこと。ときに張り詰めた緊張から開放されてダラダラと過ごすことが大切です。そのためにも睡眠をしっかりととりましょう。毎日の睡眠は、身体にとって最大のサプリです。