犬・猫のミミダニって何!?

耳ダニとは通称「耳疥癬(みみかいせん)」や「耳ヒゼンダニ」とも呼ばれ、猫や犬をはじめ肉食獣であるいろんな動物の耳の中だけに生息する小さなダニのことをいいます。

ミミダニにはいろんな呼び方があるんですねー

どんな症状がでるの?

耳ダニ感染症にかかると、耳の穴の中に黒いワックス状の耳垢がたまるほか、耳を激しくかゆがり、しきりに耳をかいたり、頭を振ったりします。

症状が片耳だけだった場合でも、すぐに反対側の耳にも同じような症状が見られるようになります。

結構、感染力は強そう・・・・

耳ダニの感染に気づかず、症状がどんどん進行すると、強い炎症によって耳介が内出血を起こし、いわゆる「耳血腫」と呼ばれる状態に陥ることもあります。あるいは慢性の外耳炎に移行してしまい、完治が困難になることもありますので注意が必要です。

意外と怖いですね。早期発見がカギか!?

強いかゆみのためにかきすぎて、耳や耳の周りの皮膚を傷つけてしまい、そこから二次的な細菌感染による外耳炎や皮膚炎が起きてしまうこともあります。

原因は?感染経路は??

耳ダニ感染症は、ミミヒゼンダニ(耳ダニ)という、長さ0.3~0.4mmほどの小さなダニが寄生することで発症します。

散歩中に耳ダニに感染している動物と接触した場合はもちろん、飼い主さんがその卵や幼虫を持ち帰ってしまうことも感染の原因であり、はたまた多頭飼いの家であれば何かしらのきっかけでそのうちの一匹が耳ダニに感染すれば、あっという間に他の子にも感染してしまいます。

耳ダニの繁殖能力はとても旺盛です。なので、親犬や親猫に耳ダニが寄生していれば、寝床や通り道など住んでいる生活環境には耳ダニの卵や幼虫がたくさん散らばっているはずなので、必ずと言っていいほど子犬や子猫にも感染しています。

流行る季節とかってあるの??

ミミヒゼンダニは動物に寄生して生息しますので、冬でも動物の体温で十分に生きていくことができ、どの季節でも感染する可能性があります。逆に寒くなったからといって、不用意に衛生状態が不明な犬や猫に接触することで、冬場でも感染してしまうため、注意が必要です。

飼い主さんが見てミミダニかどうか判断できるもの?

かゆみや耳垢というのは、どんな原因の外耳炎でも共通して見られる症状なので、症状だけで耳ダニを判断することは非常に難しいですし、寄生している耳ダニの数が多くなければ、肉眼で確認できることは稀なので、耳ダニが見えないからといって、油断はできません。

ちなみに動物病院では、耳垢の中に潜む耳ダニを顕微鏡で確認することで割と容易に診断できます。

どうやって直せばいいの?

耳ダニ感染症の治療では、耳道内を洗浄して耳垢を除去するとともに、殺ダニ作用のある薬剤を投与します。

レボリューションの成分は、セラメクチン
という、フィラリアや回虫、耳ダニ、ノミ
の駆除に効果のあるお薬です。

駆虫薬は効果が現れるまで数日かかります。その間は症状を我慢する必要があり、ステロイドなどのかゆみ止めを使ってしまうと、かえって症状を悪化させることがありますので、注意が必要です。しかし、耳垢を減らすことは感染制御の上で良いことなので、イヤークリーナーを使った耳掃除は、犬が嫌がらない範囲で行ってあげましょう。